注文住宅にワークスペース【快適なテレワーク環境を整えよう】
(2022年12月17日)
感染症の対策として、自宅で仕事をするテレワークが普及してきました。テレワークになったことで通勤のストレスから解放されたり、時間の自由度があがったり、家族との時間が増えたりというプラスな声がある中、オンとオフの切り替えが難しい、テレワークをするスペースが自宅にない、などという意見も聞こえてきます。
そこで今回は、これから自由設計で家を建てる方に向けて、快適に仕事ができるテレワークスペースをつくるポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
タイプ別テレワークスペース
ワークスペースは、オープン型・半個室型・完全個室型に分かれ、施主様の仕事内容やライフスタイルを考慮してどのタイプにするか決めましょう。
オープン型テレワークスペース
リビングやダイニングなどの一角を区切ることなく仕事に使用するスペースです。
メリット
・家族の気配を感じながら仕事ができる
・共有スペースとして利用できるため、子供の勉強・ソーイングスペースなど家族で多目的に利用できる
・造作カウンターなどで子供の学習スペースを併設すると勉強をみてあげることができる
・キッチン横などにスペースを設けると合間に家事ができる
・間仕切りなど造る必要がないため、比較的安価でつくることができる
デメリット
・オンとオフの切り替えが難しい
・音が気になり集中できない
・WEB会議の時に家族がうつりこんでしまう
・照明もしっかり対策をしないと薄暗いなど仕事に支障をきたしてしまうことも
半個室型テレワークスペース
スキップフロアや天井なしの間仕切り、間仕切りをしても扉をつけないなど緩やかにスペースを区切るのが半個室タイプです。
メリット
・家族とのつながりを感じつつ、間仕切りがある分視線は遮られるので、オープンタイプより仕事に集中しやすい
・オープンタイプよりWEB会議などがやりやすい
・完全個室タイプよりは費用を抑え仕事に快適な環境をつくることができる
デメリット
・個室として使用するスペースではないことが多いため、空調が効きにくい
・電話やWEB会議の声、または生活空間での声が聞こえてしまう
個室型テレワークスペース
書斎のように、完全に独立した1つの部屋を仕事用として使うスペースです。
メリット
・生活空間と完全に切り離すことができるため、仕事に集中しやすい
・半個室よりもスペースがあることが多く、自分が仕事をしやすい環境をつくりやすい
(モニターをもう1台置いたり、仕事専用の収納スペースを設けるなど)
・仕事上機密情報などがある方はセキュリティ面でも安心
・WEB会議や電話も家族を気にすることなくできる
デメリット
・1部屋を仕事用として確保するため、スペースが必要
・1部屋余分につくるため、費用がかかる
・仕事に集中しすぎて他のことがおろそかになってしまうことも
それぞれにメリットデメリットがあります。家で仕事する比重が多い人、少ない人、お子様がまだ小さいなどそれぞれに環境が違います。
ご自身のライフスタイルを考慮し、「つながること」と「こもること」のバランスにも気を付けて、どこまでのワークスペースが必要かよく検討してください。
注文住宅でテレワークスペースを快適にするポイント
テレワークスペースをつくるときにはスペース以外にもおさえておきたいポイントがあります。
仕事の道具や書類の量を考えて設計
仕事をする上でデスク回りのスペースも重要です。パソコンしか置けない狭いスペースでは、必要あるごとに道具や書類を取りに行ったり、デスクを一旦片づけたりと作業の効率が大幅に下がります。仕事に必要な書類やその他の道具の量を考えてそれらがしっかりと配置できるようにつくりましょう。
WEB会議に備えたつくり
WEB会議が多い方は完全個室タイプが安心です。会議の内容が機密情報だったり、会議中の空気が険悪なムードになってしまったりすることもあるので、家族といえど聞かれない方が賢明。取引先の打ち合わせでは家族の声や生活音がはいってしまうと失礼にあたることも。背景として映りこむ壁にも気を付けましょう。すっきり整頓されているきれいな棚や、壁紙に重厚感があるものを使用すれば信頼を得ることもできるでしょう。
また、寝室の隣などに設置するのも避けたほうがよいでしょう。電話や会議の声が家族の就寝を妨げることもあります。万が一そこにしかスペースを確保できない場合は、防音対策を考えることも重要です。
LAN配線やコンセントなどのネット環境を整える
テレワークではWEB会議などもあり、今やネット環境とパソコンは必須です。また、パソコン以外にもプリンターや大きなモニターを設置したり、携帯やタブレットを使用するため充電したりする必要もあるでしょう。ワークスペースで使用する機器に応じてコンセントの位置や数を決めましょう。LANケーブルなど配線をすっきり収めることができる位置にコンセントを設置するのがおすすめです。
適切な位置への照明設置
照明の位置によってはパソコンのモニターが反射して見えにくかったりという問題も発生します。また、自分が陰になり手元が暗くなってしまうということも。明るすぎても暗すぎてもよくないので、仕事をする上で適切な位置に照明を設置するようにしましょう。
スペースが狭い場合は空調なども配慮する
スペースが思いのほか狭い場合には、空調や空気の循環にも気をつけないといけません。エアコンも単独では効きすぎてしまう恐れがあるので、完全に仕切らず隣の部屋と共有するなどの工夫が必要です。
また、CO2の濃度が高くなることもあるため、窓を設けたり入口を開けるなどして空気の循環と換気をすることも忘れずに。
テレワーク解消時に部屋を汎用的につかえる工夫
将来的に仕事のスタイルがテレワークではなくなった時、他の目的でもその部屋が利用しやすい汎用性が高いスペースにしておくこともポイントです。
趣味の部屋やウォークインクローゼット・家事室などに活用できるようなつくりにしておきましょう。
まとめ
今回は注文住宅を建てるときのテレワークスペースについてポイントをまとめてみました。ご自宅でお仕事をされている方で、これから住宅を検討されているなら、ぜひこの記事を参考に「オフの時はくつろげる家」・「オンの時は快適に仕事ができる家」の2つの理想をあわせもつ素敵な家にしてくださいね。
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