イギリスには野生のリスがたくさんいて、公園や木が多くある住宅街で頻繁に見かけます。住宅街で見かけるリスは、人を認識すると走り去ったり、木の裏側に隠れます。じっくり見て観察することや、写真を撮ることはとても難しいくらい素早く逃げていってしまいます。

公園で見かけたこのリスは、人を認識しても素早く逃げたり、隠れることはなく、だた、じっとして様子をうかがっているようにみえます。

野生のリスの中には、人に寄って来るように近づき、去っていくリスがいます。地元の人が木の枝をリスの近くに投げると、その音に反応し、木の枝に近寄っていました。このリスは、人から餌がもらえることを知っているのでしょう。公園のフェンスには、「エサを与えるな」という看板がありました。

イギリスではこの種類のリスをよく見ます。この野生のリスはトウブハイイロリスという種類のリスに似ています。トウブハイイロリスは北アメリカの在来種でアメリカ合衆国やカナダに生息しているのですが、今ではヨーロッパ諸国でも生息し繁殖していて、イギリスでもたくさんのトウブハイイロリスが確認されています。このトウブハイイロリスはイギリスの在来種であるキタリスを追い払っているようで、キタリスの生息が減少しているのだそうです。