秋カビの大量発生にご用心!【雨が多い秋のカビは強力?】
(2022年10月08日)
だんだんと涼しい季節になってきましたが、秋もカビ対策をしっかりしなくてはいけない季節だとご存じでしょうか?
秋は台風や長雨など雨が多いため、梅雨と同じように湿度が高くカビの繁殖に適しています。
今回は、秋のカビ対策について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
秋カビが発生する原因
カビは湿度が70%、温度が20℃~30℃にかけて繁殖しやすいといわれています。
秋は梅雨シーズンに次いで雨も多く、気温も比較的涼しくなってきます。
実はこの環境こそカビが繁殖する条件にぴったり当てはまっているのです。
さらにカビの栄養素にもなるホコリなど汚れがある場所は最もカビの繁殖に適した場所となります。
秋カビはパワーアップしている?
梅雨の時期は湿度と気温からカビが繁殖しやすくなりますが、気温が30度を超えると暑さに耐えられずカビの繁殖力は弱まります。
カビも夏バテをするのだそうです。
しかし根付いたカビは夏の過酷な天候を乗り越えると鍛えられて耐性がつき、繁殖力も旺盛になります。
強くなったカビが大量発生なんてことも。
参考:ライオン株式会社
https://lion-corp.s3.amazonaws.com/uploads/tmg_block_page_image/file/4885/20170901.pdf
カビがもたらす被害
これからは季節の変わり目や涼しくなってくることにともない、体調を崩しやすい季節になりますが、そこにカビが追い打ちをかけないよう十分に注意しなければなりません。
不快なニオイ
久しぶりにエアコンをつけた時や、浴室・台所など湿度の高いところから不快な臭いを感じることがありますよね。
カビは繁殖する時に老廃物を出しますが、この老廃物がカビ臭いと言われる不快なにおいの原因となっています。
アレルギー
湿気が多い台所や浴室、押入、クローゼットや下駄箱などにもカビは発生します。
生活圏内のあらゆるところに発生したカビの胞子を吸い込むことで、鼻炎や小児アレルギー、喘息、アトピーなどを引き起こしやすくなります。
肺炎
カビの胞子は飛散しやすくとても小さいため肺まで吸い込まれます。
繰り返し吸い込むことにより過敏性肺炎が引き起こされることもあります。
室内のカビ胞子に対して敏感に反応し、咳が出る状態になりますが、外出するとおさまるという特徴があります。
参考:OMRON(オムロン)
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/74.html
シックハウス症候群
シックハウス症候群とはカビを吸い込むことによって発生する体調不良です。
目がチカチカする、鼻水が出る、喉がイガイガする、頭痛、吐き気、湿疹、倦怠感など人によってさまざまな症状があります。
水虫
しつこい水虫の症状もカビが原因している可能性があります。
カビの一種である白癬菌(はくせんきん)に感染することで起こる水虫は、厄介な皮膚病に1つです。
参考:ROHTO(ロート)
https://jp.rohto.com/learn-more/bodyguide/tinea/care/
カビ予防と対処
カビは発生する前に発生しないよう普段から予防をしておくことが大切です。
しっかりとした対策でカビに繁殖のスキを与えないようにしましょう。
換気
カビの発生を抑止するためにもっとも効果的なのは換気と言われています。
最近の住宅事情では気密性が高くなり、一年中快適に過ごせるようになりましたが、家を閉めっぱなしにしていることも増えました。
そうなると湿気は家にたまってしまうので、窓を開け外気を取り込んで風通しをよくすることが大切です。
また間取の都合などで窓を開けただけでは不十分な場合はサーキュレーターを活用するなどして空気を循環させるのもおすすめです。
除湿
除湿器やエアコンのドライ機能をうまく利用して家の湿度をさげましょう。
サーキュレーターなどと併用するとさらに除湿効果はアップします。
またクローゼットや下駄箱などは風が通るように間隔をあけて収納する工夫をし、市販の除湿剤を置くなどなるべく湿度をためこまないように心がけましょう。
漆喰や珪藻土といった壁材を利用することでも湿度の調整は可能です。
漆喰について興味がある方はこちらの記事もおすすめ
こまめな掃除
こまめな掃除でカビの栄養源となるものを取り除くことが肝心です。
カビはほこりや繊維クズ、浴室の石鹸カスなどを栄養として繁殖します。
リビングなどの各居室はまめに掃除機をかけましょう。
浴室はカビ好みな湿度、そして栄養源となる石鹸カスなどが豊富にあるので、最もきれいにしておきたい場所です。
入浴後は石鹸などの残りをきれいに流し、鏡や壁に付いた水滴は拭き取るようにしましょう。
窓があれば換気をし、なければ換気扇をすぐにまわしてください。
カビを見つけたらすぐ撃退
カビが発生する前に予防することが一番ですが、そうはいっても、実際はなかなか難しいものですよね。
万が一カビを見つけたら、市販のカビ取り剤や重曹・クエン酸などを使ってすぐに撃退しそれ以上繁殖するのを防ぐようにしましょう。
カビの掃除をするときは換気をしながらすることも忘れずに。
まとめ
カビは体調不良の原因になるのと同様に、柱や壁などに付着したまま放置しておくと建物の劣化にもつながります。
忙しい毎日でも、この記事を参考に頑固な秋カビにも定期的な対策をしていただいて、人も建物も長く健康に保ちたいですね
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