地鎮祭ってどんなもの?【全体の流れや費用などポイントを知っておこう】
(2023年04月08日)皆さん地鎮祭って聞いたことありますか?
住宅の新築が決まった時に必ず出てくるのが地鎮祭の話。
今回は地鎮祭の由来、実際に行うときの一般的な流れや費用などを説明しますので、これから家を建てる予定がある人は参考にしてください。
地鎮祭って何?
昔から日本人はさまざまな神々と共に生きていると言われ、海には海の神、山には山の神、大地には地の神がいるとされています。
よって、その地に住むために土地をいじる時には、その土地の神を鎮めなければならないと考えられてきました。
地鎮祭とは、土地の神々に対して、家屋などを建て神の領域を汚す無礼や非礼をわびる気持ちを表し、そして地の神のご加護によって、工事が無事平穏に完了することや、その建築物に対して災いが起きないように怒りを鎮めていただくという意味の儀式です。
つまり、神々への報告と了承を頂く祭礼となっています。
史料上では日本書紀に持統天皇の代から行われていたと記されているようです。
地鎮祭にもいろいろな行われ方があり、古くは盛大な式だったようですが、絶対にこうでなくてはならないということはなく、現在では簡略化されていることがほとんどです。
地鎮祭に必要な物はどんなもの?
祭壇 |
祭壇は必ず吉とされる南向きに設けましょう。 南向きが困難な場合でも北向きだけは必ず避けるようにしなければなりません。 |
お供え物 |
米(1合) お神酒(日本酒1升※地鎮祭用に蝶結びの熨斗紙つける) 水(1合) 塩(敷地の清め塩) 野菜(3~5種類程度、地面の上にできるナスやきゅうり、地面の下にできるニンジンや芋など) 海の幸(3種類:尾頭付きの魚、昆布、するめなど) 果物(3種類) |
榊(さかき) |
祭壇の横にたてたり、玉串として使用します。
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笹竹 |
祭場の四方に*斎竹(いみたけ)をたてます。 *けがれを防ぐために祭場の四方にたてる竹のこと |
しめ縄 |
四方に設けた斎竹に張りまわします。 |
紙垂(しで) | 玉串などにつけて垂らす特殊な絶ち方をして折った紙で、しめ縄に取り付けます。
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斎鎌・斎鍬・斎鋤 |
いみがま・いみくわ・いみすきと読みます。盛砂に鎌・鍬・鋤を入れて行う鍬入れの儀に使用します。 |
砂 |
祭壇の近くに盛砂をつくります。
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だいたいのものは施工会社や神主様が用意しますが、ご自分で用意する必要がある物もありますので、各施工会社に確認してください。
地鎮祭にかかる費用どれくらい?
トータルの費用は10万円前後で予定しておくとよいでしょう。
内訳
- お供え物:5千円~1万円
- 初穂料:2万円~5万円
- 神主様へのお車代:5千円~1万程度
- 業者へのお礼や手土産:5百円~3千円/1軒あたり
地鎮祭はどんな順番でおこなうの?
いろいろな行われ方がありますが、一般的な流れをご紹介します。
1. 修祓(しゅうばつ)の儀:神主が大麻を左右に振って参列者とお供え物を祓い清めます。
2. 降神(こうしん)の儀:祭壇にたてた神籬(ひもろぎ)にその土地の神や氏神を迎える儀式です。
3. 献饌(けんせん):祭壇のお供え物を神に食べていただくためにお神酒と水の蓋をとります。
4. 祝詞奏上(のりとそうじょう):神主が紙に書かれた文章を読み上げ、これから土地をお借りして家をたてることを奉告し工事の安全と家の繁栄を祈ります。
5. 四方祓いの儀(しほうばらいのぎ):神主が敷地の四隅と中央を米・塩・白紙で清めます。
6. 地鎮の儀:施主・施工者・設計者の3名による地鎮祭メインの行事です。家が繁栄するようにエイエイエイと掛け声をかけながら行います。
◇ 設計者・鎌(刈初の儀):整地する意味を表し、鎌で盛砂に建てられた萱の葉を狩ります。
◇ 施主・鍬(穿ち初めの儀):基礎工事のために土を掘ることを表し、鍬で盛砂を掘ります。
◇ 施工業者・鋤(鋤取の儀):鎮物を埋めることを表し、鋤で鎮物に軽く砂をかけます。
7. 玉串奉奠(たまぐしほうてん):玉串を祭壇に置き、二礼二拍手一礼します。施主、家族、設計者、施工者の順に一人ずつお供えし、参列者全員が行います。
8. 撤饌(てっせん):酒と水の蓋を閉じてお供え物を下げます。
9. 昇神の儀:神籬に降りていた神様に元の座へお戻りいただく儀式です。
10. 直会(なおらい)の儀:式終了後、お神酒を盃やコップに注ぎ参列者全員でいただきます。
地鎮祭の所要時間は30分ほどです。
最近の傾向と都市工房の地鎮祭
地鎮祭を行うかどうかは施主様の判断にゆだねられ、最近では行わないこともあります。
少しでも気にされる方や信仰心の強い方は、その土地で問題なく暮らせるよう神様にお許しをいただくことで気持ちが安心すると思うので、地鎮祭を行うことをおすすめします。
また、家を建てることは一生に何度もあることではないので、地鎮祭というイベントを家族の思い出として行うことも良いのではないでしょうか。
地鎮祭を行うことは現場監督や施工担当者と顔をあわせる機会にもなるし、近隣住民の方へあいさつ回りをするきっかけにもなります。
都市工房の地鎮祭は鷺宮八幡神社にお願いすることが多いです。
諸費用はお供え物・初穂料・神主様へのお車代でおよそ5万円ほどです。
様々な事情により行わない場合でも、たたりがあるとか地震でくずれてしまうなどといったことはありませんし、都市工房ではベストをつくし施主様が笑顔で暮らせる住宅を建てることに変わりはありませんので安心しておまかせください。
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