狭小住宅で階段の位置はどこがいいの?【螺旋階段やスケルトン階段もご紹介】
(2023年09月16日)狭小地で家をたてるなら床面積を多くとることができる2階建て3階建てにすることが一般的です。
そこで重要なのが階段。
スペースをとってしまいますが、行ったり来たりするためになくてはならないものです。
狭小住宅の空間を有効利用して広々と暮らしやすくするためには、どのような階段をどこに設置するかが大きなポイントとなってきます。
今回は階段を設計するうえでの考え方をお伝えするので、間取りプランに悩まれている方はぜひ参考にしてください。
階段の種類
階段には一般的に5つの種類があります。
直階段(ちょくかいだん)
直階段は1階から2階へと折り返しがなくまっすぐにつながるオーソドックスな階段です。
シンプルな作りなので建築費用を抑えることができます。
省スペースで作ろうとすると急傾斜になりがちなので、転倒・転落などに十分注意が必要です。
手すりなどを設け安全に配慮しましょう。
かね折れ階段
階段の向きが直角に変わるL字型の階段をかね折れ階段といいます。
直階段より傾斜がゆるやかなので上り下りしやすいのが特徴。
曲がり部分に踊り場を設けることで、万が一転落しても一気に下まで落ちることを防げます。
折り返し階段
こちらも折り返しがある階段です。かね折れ階段と違うのは、折り返しがU字になっていることです。
途中踊り場を設けるのでかね折れ階段と同様に転倒しても下まで一気におちることはありません。
ただし、かね折れ階段よりもスペースをとってしまうというデメリットがあります。
回り階段
折り返し階段やかね折れ階段の踊り場に段を設けた階段です。
階段の数が増えるので傾斜はゆるくなりますが、折り返し部分の踏み板の内側が狭くなるので手すりを設けるなど安全対策を追加する必要があります。
螺旋階段(らせんかいだん)
らせん階段はらせん状に回りながら移動する階段です。
デザイン性も高く、階段の中で一番場所をとらずに作ることができます。
コンパクトサイズで思い通りの位置にレイアウトしやすく、できるだけ空間を有効利用したいという方におすすめです。
階段の中心ですべての板を支えるので鉄骨製のものが一般的です。
しかしコストが高くなりがちなうえに大きな荷物を運ぶことが難しくなるというデメリットもあります。
階段設計を考えるポイント
階段に目的を持たせる
家族のライフスタイルに合わせてどのように階段を使いたいか目的で考えることができます。
単なる上り下りの手段として省スペースですませたいのなら、建築基準法で定められた階段の幅・*蹴上げを最小寸法にしてコンパクトな階段をつくるのが良いでしょう。
*蹴上げ:階段の一段の高さのこと
また、スペースの節約という意味では、階段が玄関から近いほど無駄な場所はとらないので階段を玄関から近い位置にすることも有効です。
子供たちの遊べるスペースにしたいとお考えなら、リビングに階段をつくりスキップフロアを設けるという作り方もできます。
リビングから声も届き、家族間のコミュニケーションが取りやすくなります。
なお、リビングに階段を設ける場合は、圧迫感を感じないようにスケルトンタイプの階段にしたり透明なガードをつけたりすることがおすすめ。
こうすることで視線が抜け、空間を広く見せることができます。
また、スケルトンタイプや螺旋階段は吹き抜けにすることで採光確保にも有効な階段です。
採光のために階段にも窓を設けたいなら壁に沿わせて作るということも考えられます。
そして、狭小住宅で多いのがデッドスペースになりがちな階段下の空間を有効利用するという作り方です。
都市工房でも多く施工しています。
納戸や収納スペースとして利用したりトイレを作ったり、洗濯機置き場などのランドリースペースとすることもあります。
都市工房の狭小住宅における階段の考え方
敷地がある程度広い場合は自由に階段を組み込むことができますが、都市工房が多く手掛ける20坪以下の狭小住宅では限られたスペースをうまく利用して間取りを考えなくてはなりません。
都市工房では、まずどの部屋を大切にするのかお客様にヒアリングします。
リビングやキッチン・各居室など。
それが決まると狭小住宅を何件も建ててきた経験から動線なども見えてくるので、自然と階段の位置はここしかない!と決まってきます。
その判断が瞬時にでき建築のスピードに反映されるのも都市工房の強みです。
多少不具合があっても長年にわたり培ってきた知恵と工夫とテクニックで微調整しながら満足いただける仕上がりになるので安心してお任せください。
まとめ
今回は階段について紹介しました。
直階段は階段の中で一番スペースをとらないものの、急傾斜になりやすく転倒した場合の危険性が高くなります。
折り返し階段は安全面に優れていますが、直階段と比べてスペースが必要になります。
それぞれの階段の特徴を理解したうえで階段に何を求めるのか、どの位置に設置するのが一番いいのか信頼できる工務店と相談しながら決めてください。
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