建売住宅と注文住宅どちらがおすすめ?【2つの違いや価格の差もご説明】
(2023年10月07日)皆さんニュースなどで時折見かけると思いますが、数年前から住宅価格は高騰し続けています。
戸建てやマンション・中古の物件にいたっても最高価格が更新され続けている現状です。
今年度は首都圏のマンション平均価格が驚きの1億円超え!
一般人が購入するにはなかなかハードルが高いですね。
その裏には世界的なインフレや円安による建築資材の高騰、建築業界の職人不足による人件費の増加などが大きくかかわっています。
いったいいつまで続くのでしょう。
国土交通省が発表している不動産価格指数の推移になります。
2010年の平均を100として中長期的な不動産の値動きを表していますが、マンション・戸建てほぼ右肩上がりになっているのがお分かりかと思います。
とはいえ、生活していく上で欠かせないのが住宅です。
環境の変化を機にマイホームの購入を考えている方もいらっしゃいますよね。
今回は戸建ての購入を検討している方へ、建売住宅と注文住宅どちらがいいのかご説明させていただきます。
この業界に長年携わっている私の経験から個人的な考えも少し述べさせていただくので、悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
住宅購入にかかる費用はどれくらい?
住宅金融支援機構HPから2022年度フラット35利用者調査結果よると住宅購入にかかる費用は所要資金・融資金ともに増加の傾向にあるとの結果がでています。
融資区分 | 所要資金(対前年比) | 融資金(対前年比) |
注文住宅 | 3,717万円(+145万円) | 2,9767万円(+93万円) |
土地付注文住宅 | 4,694万円(+239万円) | 4,018万円(+177万円) |
建売住宅 | 3,719万円(+114万円) | 3,185万円(+64万円) |
出典:住宅金融支援機構HP
土地がある方は注文住宅以外の選択肢を考える必要はないですよね。
さて、土地がない場合ではどうでしょうか。
建売住宅と土地付注文住宅では土地付注文住宅の方が1千万円弱価格が高くなっています。
この価格の違いには以下の点が考えられます。
・打ち合わせ回数が少なくそこに発生する費用が抑えられている
・建材や土地の購入が一括でできる
・効率化されている作業工程により人件費が抑えられている
建てるまでの手間を大幅に削減できていることが大きな特徴なので、建売住宅の方が安いからといって建材などのグレードが低いというわけではありません。
建売住宅とは
その名の通り土地と建物がセットになっている住宅です。建物は完成済み、もしくは完成予定の場合もあります。
メリット
土地を探したり購入する手続き・打ち合わせなどの手間がなく、入居までもスピーディ。
何より注文住宅よりも購入価格を抑えることができるのが最大の特徴です。
また、すでに建物が完成している場合は中を見学することができます。
その区画だけで1つの街並みを形成しているようなところもあり、同じような世代の方が多く集まるのでご近所との付き合いなど新しいコミュニティーを築くことができます。
デメリット
建築資材や間取りなどはあらかじめ決められ自由度が低く、標準的な家がほとんどです。
建売販売では数棟をまとめて販売するため隣家との距離が近く、外観も同じようなデザインになります。
注文住宅とは?
間取りや使用する設備、外観にいたるまで自分で決めることができる住宅です。
土地がない場合はエリアや路線など好みにあわせて探すことができます。
メリット
間取りやデザインについて工務店やハウスメーカーと打ち合わせを重ねながら建てていくので自分の好みが反映された理想の住まいに近づけることが可能。
また、将来的にライフスタイルが変わるようなことが分かっている場合は、柔軟に間取りが変えられるようフレキシブルな住宅にすることもできます。
家が建つまでの建築工程を確認でき、気になることや疑問など相談できる点もポイント。
何より、はじめから自分で考えることができるので家を建てる楽しみが大きいというメリットもあります。
デメリット
土地がない場合は土地探しから始めなければならないので、入居までに多くの時間や労力がかかってしまいます。打ち合わせを何度もして一から決めていくため、建売住宅に比べてコストもかかります。
建築条件付き土地を購入した場合の注文住宅(土地付き注文住宅)
注文住宅を建てる時には建築条件付きの土地を購入するという場合もあります。
その条件というのはあらかじめ施工会社が決められていることです。
土地を購入した後は自分の選んだ施工会社ではなく土地の売主が指定する施工会社に建築を依頼することになります。
通常の注文住宅と同様に打ち合わせをしながら進めていくことが一般的ですが、なかには打ち合わせの回数制限があったり、ある程度工法などが決まっていて自由に選択できない場合もあるのできちんと確認しましょう。
また、発注する施工会社の実績はもちろん、相性が合うかどうかも重要です。
建売住宅が向いている人とは?
手間やコストを省きたい方には建売住宅が向いています。
具体的に建売住宅はこんな方におすすめ
|
注文住宅が向いている人とは?
なるべく希望に近い家を建てたい方や理想が強い方は後悔しないように注文住宅をおすすめします。
具体的に注文住宅はこんな方におすすめ
|
建売住宅か注文住宅かを判断するには?
安易に価格だけで選ぶことはおすすめできません。
注文住宅は標準的な建材を使う建売住宅よりメンテナンス性が高い建材を使うことで家が長持ちする場合があります。長い目でみたら修繕費などが抑えられ結果的に費用負担が少ないということもあります。
また、建売住宅は不動産会社が抑えた好立地な場所に立っている場合が多いので、駅から近いなど利便性が高いことも多くあります。
建売住宅・注文住宅を決めるときには、立地や家へのこだわりなど自分や家族のライフスタイルを考えたうえで条件を整理してみることが大切です。
みんなはどう?建売住宅?注文住宅?
住宅金融支援機構HPから2022年度フラット35利用者調査結果よると2022年度に機構が買取又は保険付保の承認を行った件数は以下の表の通りです。
注文住宅 | 7,355件 |
土地付注文住宅 | 16,026件 |
建売住宅 | 11,128件 |
単純に注文住宅と土地付き注文住宅を合計すると23,381件となり、建売住宅よりも多いことがわかります。
まとめ
データの結果もそうですが、個人的な意見としても注文住宅をおすすめします。
30年あまりこの業界にいますが、建売を買ってすぐにリフォームする方もいらっしゃいました。
やはりマイホームを持つなら自由度が高く自分の理想を反映できる方が長く快適に住まうという意味でも大切になってくるでしょう。
土地探しのポイント
一番のおすすめは、土地探しの段階から設計・施工・不動産に詳しい人とまわる方法です。建てたい家がたてられるかどうかもチェックしてもらえます。
費用は発生しますが、自分たちで探すよりもずっと効率的です。
また、一回でも一緒にまわると土地がさしのノウハウがわかり勉強になるので、ご自身でまわるときにもスムーズに土地探しができます。
都市工房では土地探しの講習を行っています。
「かしこい土地の探し方」・「防犯の注意点」・「現場ではここを見ろ!」など長年の経験と知識からいろいろと伝授します。
ひとりでも多くの方に正しい不動産・土地についての知識を持っていただきたいと思っていますので、ご興味ある方は都市工房までお問合せ下さい。
-
> (2024年11月16日)ウェルビーイング住宅で心と身体が豊かな毎日
-
> (2024年07月31日)八千代市A様邸 内装工事👷♂️
-
> (2024年07月30日)八千代市A様邸 外観👷♂️
-
> (2024年07月06日)狭小住宅を広く見せて快適に【20坪以下のおしゃれな間取もご紹介】
-
> (2024年06月26日)江戸川区K様邸 完成セレモニー🎊
-
> (2024年06月24日)江戸川区K様邸 完成間近👷♂️
-
> (2024年06月21日)江戸川区K様邸 3階トイレ👷♂️
-
> (2024年06月20日)江戸川区K様邸 内装工事👷♂️
-
> (2024年06月19日)江戸川区K様邸 ウォークインクローゼット👷♂️
-
> (2024年06月18日)江戸川区K様邸 キッチン・パントリー👷♂️
社長ブログの最新記事
- 11月16日 ウェルビーイング住宅で心と身体が豊かな毎日
- 07月31日 八千代市A様邸 内装工事👷♂️
- 07月30日 八千代市A様邸 外観👷♂️
- 07月06日 狭小住宅を広く見せて快適に【20坪以下のおしゃれな間取もご紹介】
- 06月26日 江戸川区K様邸 完成セレモニー🎊