最近家づくりで話題になっているウェルビーイング住宅をご存じでしょうか？

私たちが長い時間を過ごす場所は自宅です。

リモートワークなどの普及でさらに自宅にいる時間が増えている方もいますよね。

マイホームでいかに快適に過ごせるかはこれからの家づくりには欠かせない要素。

そんなことから、家づくりの考え方のひとつである「ウェルビーイング住宅」が今注目されています。

そもそもウェルビーイングとは何か？

そもそもウェルビーイングとはどういう意味なんでしょうか？

WHOによると、「well：良い」+「being：状態」という考え方から個人や社会の良い状態という意味なんだそうです。

それは身体的な健康はもちろん、精神的にも社会的にもすべてが良い状態であるということです。

そして、感じ方は人ぞれぞれなので、ウェルビーイングにも十人十色あり、人それぞれの感じ方によってウェルビーイングは違ってきます。

また、単なる幸せとは違い、ウェルビーイングにはその状態が継続するような持続性というニュアンスも含まれています。

ウェルビーイング住宅とは

では、ウェルビーイングの考え方を家づくりにあてはめるとどうなるでしょう。

身体的・精神的・社会的な健康・幸福に生活できるよう配慮された住宅がウェルビーイング住宅です。

もう少しわかりやすく言い換えると、住む人が健康で幸せに生活できる住宅といったところでしょうか。

ウェルビーイング住宅の考え方はもともとは寒い季節が長い北欧やポーランドの人々の考え方からきているようです。

彼らは室内にいる期間が長いことから、家族たちと過ごす室内を過ごしやすく快適なものにしようと心がけています。

ウェルビーイング住宅の具体的な要素

ウェルビーイング住宅では住む人が心地よいと感じる住宅にすることが重要なので、こうでなければならないという決まりはありません。

ウェルビーイングに人それぞれの感じ方があるように、ウェルビーイング住宅も実際に住む人が快適だと感じる設計にすることがポイントです。

ウェルビーイング住宅を考えた時、主に注目されている要素を説明します。

健康を保ち守ることができる性能

高断熱高気密にすることで1年中快適な温度の室内で生活することができ、身体への負担が軽減できます。

また、高断熱高気密住宅には光熱費を削減できるというメリットもありますね。

暮らしやすく生活しやすい機能

住む人が暮らしやすく生活しやすい間取りプランを考えましょう。

バリアフリーはもちろん、共働きなら天候を気にする必要がないランドリールームを設けたり、テレワークの人なら書斎を設けたり。

また家は長く住むものですから、ライフスタイルの変化にともない、フレキシブルに使えるよう工夫うすることも重要です。

自然災害に強く安心できる造り

近年は豪雨や地震による災害が増えていることから、自然災害から身を守ることができる設計の住宅需要が高くなっています。

ウェルビーイングの考え方としても災害に強い家は重要なポイントといえます。

心が豊かになり落ち着ける

在宅ワークの普及など近年では家で過ごす時間が増えています。

中には休日も家族と家で楽しく過ごしたいと考える方は多いのではないでしょうか。

そういった観点から家族間で自然と会話が増えるようなコミュニケーションが取りやすい設計も求められています。

家を住むだけのハコとして捉えるのではなく、心が豊かで楽しめるて落ち着ける空間であってほしいですね。

まとめ

今はいろいろな分野でウェルビーイングの考え方が注目を集め、国連の諸機関や官公庁も取り上げるほどです。

その考えは住宅にもあてはまり、心と体や健康に良く充実して過ごせることが大切です。

これから家を建てようと考えている人はぜひ今回紹介したウェルビーイングという観点からも心地よく暮らせる理想の住宅を考えてみてください。

その家で暮らすことによって、毎日がわくわくするような、今日と言う日が名残惜しくなり、明日と言う日が待ち遠しくなるようなそんな空間づくりのお手伝いをぜひ都市工房にさせてください。