イギリスの多くの家庭では自宅の修理やメンテナンスを自分で行います。私はイギリスに来て初めてホームセンターへ行った際に、DIY商品を家族で購入している姿が多いことに驚きました。そのホームセンターでは、さまざまな工具や木材を切断する機械、塗装のペンキや刷毛などの塗装道具、玄関ドアや室内ドア、ドアノブなども販売されています。その店のペンキ売り場を見ていた時、近所の老夫婦がレジャーシートを道路に敷いて、その上に座りフェンスを塗装していた姿や、また別の家ではお父さんが家の1階部分の外壁を3日間くらいかけて下地塗装から本塗り塗装まで一人で作業していた姿をふと思い出しました。イギリスでは家の外壁や門柱、フェンスなどの塗装が劣化して塗料が剥がれてくると自分でペンキを塗って補修します。下の写真は6段の商品棚ですが、この棚一列すべてにペンキが陳列されていました。

こちらの売り場には古い塗料を剥がすヘラ、塗装に使う刷毛やローラー、保護テープなどの商品がたくさん揃っていました。塗装道具一式セットやローラースポンジのスペアセットの商品など、気軽に塗装ができるような工具セットもあり便利ですね。

ホームセンターに販売されていた玄関ドア、室内ドアの写真です。白色を基調とした室内ドアが多く、玄関ドアはバラの花をデザインしたステンドガラスが入っているもので、アンティークを感じさせます。

ドアノブの種類もたくさん販売されています。玄関ドア用のドアノブは、円形タイプやハンドルタイプがあり、鍵穴も選ぶことができます。室内ドア用のドアノブは、ハンドルタイプのみですが、シンプルなデザインやお洒落に加工されたデザインがあるので、ドア、ドアノブ、鍵穴を好きな組み合わせで取り付けることができます。

フローリング仕様の床シートや絨毯、そして壁紙の種類も豊富に販売されています。壁紙はシンプルなもの、豪華なもの、子ども向けの可愛らしいものもあります。イギリスでは日頃から親がDIYをして、子ども達はその作業を見ていたりお手伝いをしたりしてDIYの仕方が自然と身についていくのだそうです。