リバプールにあるスーパーマーケットやホームセンターのインテリアコーナーで『仏像』が販売されていました。

イギリスは国教がキリスト教なのでキリスト教信者が多いのですが、実際は多宗教多民族が住んでいます。イギリスで仏教が広まった理由として、一説には、イギリス国民の受刑者たちが、「自分はイエス・キリストの救済を受けられなかった」と思い、宗教を仏教に変えたという話があります。

仏教はインドが発祥の地であるといわれており、インドは昔、イギリスの植民地だった歴史的な背景も関係して、仏教が広まっていったのではないでしょうか。仏像がスーパーマーケットのインテリアコーナーで販売されているのは、仏教がイギリス国内で広まっている証拠ですね。

日本にも多くの宗教がありますが、ロンドンにある大英博物館では、奈良・法隆寺や東大寺などから仏像などの国宝を移送して、今年10月3日～11月24日に展示する計画があるほか、フランス・パリにあるギメ東洋美術館では、すでに今年の1月から奈良・興福寺の仏像が展示されており、2020年オリンピックの開催国である日本の歴史や文化が紹介されているのだそうです。

上の写真はリバプールのホームセンターで販売されている仏像です。仏教信者たちは仏像を家の中や庭に置いて勤行やお参りをしているのでしょう。