イギリスにあるクイーン・アン様式を採り入れた住宅をご紹介します。クイーン・アン様式は、18世紀イギリス・アン女王時代に造られた建築様式で、外観はジョージアン様式に見られる左右対称な建築とは異なり、左右非対称で複雑な形状の建築になっています。クイーン・アン様式は、八角錐の屋根や玄関ポーチが両サイドに長く造られているデザインが印象的です。八角錐の屋根は、寄棟屋根の建物の一部に造られた八角形の塔棟の屋根に採り入れています。

こちらのデタッチドハウスは、クイーン・アン様式に見られる八角形の塔棟とその屋根には八角錐の屋根が採り入れられた住宅です。八角錐屋根の先端には植物のツタをデザインしたような装飾品を取り付けています。家のフロント部分にある寄棟屋根の外壁には、ハーフティンバーのような梁をイメージしたデザインを採り入れています。

こちらのフラットはクイーン・アン様式を採り入れています。フラットの両サイドには八角形の塔棟と八角錐の屋根があります。八角錐屋根の先端には細かな装飾品が取り付けられています。

クイーン・アン様式は教会の建物にも採り入れられています。八角形の塔棟には八角錐の屋根があり、先端には細く長い装飾品が取り付けられています。